婚活黄金期から急降下期へ②

昨夜、書きかけの記事を間違ってアップしてしまいました。朝まで気づかなかったので、読まれて何だ?と思った方も、いらっしゃるかと思います。大変失礼いたしました。

正しくはこの記事が、「婚活黄金期から急降下期①」からの続きです。

婚活黄金期から急降下期①では、4回目のデートのとき、それまで「この上ない結婚相手」と思っていたF村さんに、初めてもやもやした気持ちがうまれたところまで書きました。
今日は、その続きです。

もやもやは大きくなるばかり


さらにこの頃、F村さんのお人柄についても、それまでの認識が揺らぎ始めました。
それまでは、私に合わせてくれる、柔軟な人だと思っていたのです。

でもそうじゃなくて、単に他力本願なのかも……と思い始めたのは、電話で5回目のデートの計画を立てていたときのこと。次はまた神戸に行って、中華街で中華料理を食べようということになりました。

するとF村さん、「ではまた、待ち合わせ場所とお店、お願いしていいですか」。
いいですよ、と言いつつ、ふと思います。
あれそういえばこの人、ここいらはいつも私任せだな。

気がつけば過去4回、デートの場所も待ち合わせ時間も、すべて私が決めていました。F村さんがまだ半年前に関西に来たばかりで街もお店も全然わからない、と言っていたからです。

でも考えたら半年関西にいて、そんなに何もわからないものだろうか。
神戸だって、こないだ一緒に行ったのだから、もはや全く知らないというわけではない。それに今やネットやスマホで、いくらでも情報を調べられる。もう少し具体的に提案したり、リードしたりしてくれても良さそうなものなのに。

もしかしたら、普段からあまり自主的に動くことがなくて、人についていってばかりだから、いつまでもわからないのかも。わりと、他力本願なところがある人なのかも……。そう思いました。

事業を友達と始めた、という言葉も、突然頭によみがえりました。
事業って、友達と始めるもんかいな……?

どれも本当に小さなことなのですが、一人で考えるうちに胸のもやもやが、大きくなっていきます。

5回目のデートは再びの神戸


そして、5回目のデートの日。再び神戸で、約束どおり中華街に行きました。
前回までとは違い、私はもやもやをかかえていました。

行こうとしている中華料理店は、少しわかりにくい路地の奥にあり、私も初めて行く店。だからスマホで、地図を確認しながら進みます。そして自分では何もせず、ただただ私についてくるだけのF村さん。そうだった。そういえば、これまでもそうだった。胸のもやもやは、次第にイライラに変わっていきます。

中華を前に衝撃の告白


でも私も大人ですから、これ以上大人になれないくらい大人の年ですから、その苛立ちを表に出すことしませんでした。無事に目的の中華料理店に到着し、迷ってごめんなさいぐらい言ったかもしれません。大人ですから。
そして和やかに注文し、にこやかに昼食をとりました。笑顔は若干、わざとらしかったかもしれませんが、話題もいろいろ考えて、自分から話を振りました。

そのとき話の流れで、この先の夢の話になったのです。
私がちょっと冗談ぽく、「これをしないと死ねない、っていうことってありますか?」と聞くと、F村さんはぽつりと「ジギョウ」。

間抜けなことに、私はそれを「ジュギョウ」と聞き、「え、授業? 子供に吹奏楽でも教えるんですか」とたずねました。すると、「ジュギョウじゃなくて、ジギョウ、事業。自分で会社を経営したい」と。

ええ。えええええ。
今からですか? そろそろ定年も見えてきている、今からですか??
確かに、そういう人生もあるよ。早期退職して蕎麦屋に弟子入りとかいう話、テレビで見るよ……。
でも、でも、まさか、あなたが? 
私に未来の安心をくれるはずの、「この上ない結婚相手」のはずの、あなたが?

それでも何とか、ええっという言葉を飲み込みます。私にとってF村さんは、まだそこまで本音が言える相手ではありませんでした。
そして、「ああ、そうなんですか。そういえば前も脱サラしたと言っていたし、F村さんには起業志向があるんですね」なんて言った気がします。

それからすぐに食事は終わり、ちょっと散策でもということになりました。
さっきまでのイライラは、もはや暗澹たる気持ちへと変わっていました。

後で理由を言いますが、私、結婚相手は、自営業の人より勤め人を希望しています。
ああ、これは、この人は、私は、無理かも……。
そう思った矢先。

次に入ったドトールで、本交際の申し込みを飛び越して、プロポーズをされます。
明日に続きます。