身悶えしています

しょうもない話ですが聞いてください。
先ほどから私、身悶えしています。

今日は、友人主催のライブイベントに行ってきました。
台風接近中という悪条件を押して行ったのは、友人の歌が聞いてみたかったのと、そのライブで私のハンドメイド作品をイベントグッズとして使ってもらっていたからです。

以前に書いたことがあるかと思いますが、私は手芸やクラフトに関してだけは、不思議なことに応援してくれる人や、発表の機会に恵まれます。ちょうど大木ゆきのさんの『宇宙にお任せ手帳』の今月のテーマが、ライフラークに意識を向けることなのですが、もしかしたらこれなのかなあと、ぼんやり思ったりするくらいです。

このライブのグッズ作りも、二カ月ほど前に友人から「今度こういうイベントをするから、グッズ作りをしてくれない?」と、声をかけてもらいました。そんなの人生初の出来事で、本当にうれしくて光栄でした。

さらに先月、イベントのHPで、私は「布小物作家」っていう素敵な肩書きで紹介されました。「うわあ私、作家になっちゃったよ」って、舞い上がりました。


……で、で、今日ですよ。
なぜか台風直撃。
でも、強い気持ちで、2時間かけて行きました。
確かに、友人への義理と感謝を示したかったのもあります。でもそれ以外にも、欲があったのを、認めねばなりません。

すなわち。
素敵な異性との出会いがあるんじゃないか、とか。
「あなたの作品はすばらしい! ぜひうちで扱わせてれないか」とか言われちゃうんじゃないか、とか……。
そんなすごい展開がまっていることを内心、期待していたのです。

でも同時に、「台風の雨風がひどくなって帰れなくなったらどうしよう」という、おそれとあせりも胸にありました。「どうしても雨風ひどくなる前に帰らなきゃ。バスが止まる前に帰らなきゃ」と。
で、このおそれによって、やらかしてました。

それは、去り際のことです。
家が遠いので、もともと友人の曲を一曲聞いたらそれで帰ってくる予定にしていました。

初めて聞く友人の歌声は、想像以上にすばらしいものでした。続くMCも感動的で、引き込まれました。
じっくり聞いていたら、席を立ちそびれました。よし、じゃあ次の曲が終わった時に…と思ったら、それもまた、うまくいきませんでした。

刻々と時間が過ぎていきます。
まずい。早く帰らなきゃ。母からも「バスがとまるかも」とメールが入りました。次第にあせりが大きくなってきます。でも、でも、席を立つタイミングがつかめない。

一緒に行った友人が、「暗闇に紛れて帰ればいいよ」というアドバイスをくれました。
なるほどそうかと思い、タイミングを計り、計り、計り過ぎて……友人の入魂の新曲のまっ最中に、ずだーんと席を立って帰ってきてしまった……。

ちなみに私の席は、ライブハウスのど真ん中あたり。私が帰る姿、熱唱中の友人は、絶対にステージから見ていたはず。蹴り飛ばしたいくらい、背中が見えていたと思います。あああ。

友人に義理と感謝を示すどころか、私ったらなんて失礼なことを。
テンション下げたよね?
ほんとごめんね、という気持ちでいっぱいです。

失敗した。失敗したな。申し訳ないな。恥ずかしいなあ。
「あと5分、待てんもんやろか」と、思われてるわなあ。
メンバーからも、周りのお客さんからも。

ということで今、身悶えしています。
おかしい。予定では今頃、素敵な異性と出逢ったり、ハンドメイドに次の展開があったりして、高揚した気分で過ごしているはずだったのに。まさか、苦悶しているとは。

何事も、欲張っちゃいけませんね。
何より、台風だろうがなんだろうが、あせったりおそれたりすると、何一ついいことないということをあらためて思いました。

「大丈夫、私に悪いことはおこらない」という自信。
「心配しなくても、絶対に宇宙はうまくやってくれる」という確信。
それさえあれば、ゆったりと落ち着いて、適切な振る舞いができたはず。実際、あと5分友人の歌を聞いてたって、バスが動いている時間に帰れました。そんなにあわてなくてよかったんです。

自分でどうにかしなくてはいけないのだと、肩に力が入り過ぎていました。無論、出会いやハンドメイドの次の展開になんにもなしです。慌てて帰ってき過ぎて、そんなん何もなかったですよ…。

ということで、大失敗。
さっき、身悶えしながら、宇宙に「つらいです慰めてください」とお願いしたら、即刻、棒読みで「気にするな」という言葉がパシっと頭に浮かびました。
ひでーと思いつつくすっと笑ってしまって、ちょっと元気が出たから今こうやってブログに向かっている次第です。

あせらない、おそれない。私に悪いことは起こらないし、宇宙がすべてうまくやってくれる。
再度、しっかり自分に浸透させるために、今日はそう呟きながら眠ることにします。