私の人生にミラクルな変化が起こらない理由

大木ゆきの*さん著「宇宙にお任せするだけで勝手にうまくいく手帳2017」、本来は昨年のワークブックなのですが、私は気に入りすぎて今年に入って2冊目を買いました。そのため現在、再び8月のワークに入っている……はずなのですが、やはり二回目となると緊張感や新鮮味に欠け、もう長い間、手帳を開いていません。
もったいない気もしますが、それはそれでいいかと思っています。
ワークをしてもしなくても、私は常に花丸なのです(そう、こういうところだけしっかり身についているのです笑)。


でもゆきのさんのワークと、自分自身のことについて、少し前から思っていたことがありました。
ゆきのさんのワークは、大きく分けて二つの段階に別れていると、私は考えています。一つ目は今すでに自分は完璧で幸せなんだと気付くこと。そして二つ目の段階が、人生を開花させること。

私その、第一段階の、自己受容と幸せを実感するところまでは、比較的順調でした。
でもその先の、人生を開花させるところが、どうにもうまくいかない。少し前から、そう気づいていました。
そして、なぜその先が上手くいかないのか、人生が開花しないのか、人生がミラクルに変わっていかないのか、その理由がわかりませんでした。

でも先日、「これが原因かな?」と思う気づきがあったのです。
今日はそのことについて書きます。

☆☆☆

それは先月の、西日本豪雨のときのこと。
私の住んでいるあたりも、何日も激しい雨が降り続きました。スマホのエリアメールが鳴り響き、交通機関は麻痺し、近くの中学校が避難所として開設されました。

結果として、このあたりは大きな被害は出ず、避難しなくても大丈夫でした。
しかしその渦中にいる時は、このまま降り続いたらどうなるかわからない状況でした。

本当に危険が迫っているのを肌で感じ、避難命令が出たらどうしようと真剣に考えたとき、私は「避難所には行かないで、この家にいよう」「それで死ぬなら、自己責任で仕方がない」と覚悟を決めました。
なぜなら、愛犬の花子を連れて避難所へはいけないからです。非常時に、大勢の人の中で大人しくさせるだけの、訓練が入っていない。だから周りに迷惑がかかるし、花子の側のストレスも、命にかかわるほどになることが予想されました。
もちろん、愛犬を家に残して、自分だけ避難所に行くこともできない。だからもう、避難しないで家にいようと決めました。

そして、次に思ったこと。それはなんと、
「少しでも早く仕事を進めて、納品しておこう。この先何が起こるかわからないんだから」
でした。

そんな自分に、びっくりしました。
同時に、私は今のこの生活を芯から愛しているのだと、雷に打たれたように気づきました。

なぜなら仕事というのは、今私が抱える状況の中で、最も大きな悩みの種であり、一番変えたい部分だと思っていたからです。
私は今の仕事を、あまり刺激が無いし、収入も低いと感じていて、「もっと面白い仕事をしたい」「もっと稼ぎたい」「そういうミラクルを起こしたい」と思っていました。そしてゆきのさんのいうところの「退路を断つ」ために、もしかしたらもうすっぱりやめたほうがいいのかな、なんていうことも思っていました。

でも非常時の、ある意味極限状態の中(ちょっと大げさだけど)で、私は仕事をやって納品しようと思った。大事な仕事、ありがたい取引先だからと。
もし本当に嫌な仕事だったら、投げ出していると思うのです。命のタイムリミットが見え隠れしているような場面で、嫌だったら、そんなことに残された大事な時間を使いたくないはずですから。

でもそうやって私は、生活の中で、最も不満を持っていたはずの仕事まで、実は愛していたのだと気づきました。
仕事も含めて、今の生活のすべて、今私を取り巻く環境のすべてを、深く愛していました。もうじき死ぬとしても、何の不足もないと思いました。そのときがくるまで、これまでと全く同じ生活、同じ時間の使い方をすればそれでいい。なぜなら私は、今のすべてを愛しているから。

さらに思いました。私は、今のすべてを愛している。今が永遠に続けばいいと思っている。両親がいて、犬がいて、ときにはけんかしながらも一つ屋根の下で暮らしている今が、永遠に続けばいいと思っている。そう気付くと、涙が出てきました。

同時に、合点がいきました。私にミラクルが起こらない理由、それは私が、変わりたくないと思っているからなんです。
もちろん私は、「自分が変わりたいと望んでいる」と思いこんできました。もっと創造的な仕事で成功して、たくさんお金を稼いで、素敵なマンションを買って、犬と気兼ねなく暮らそう。
今後、そんなふうに人生を変えていきたいと思っていました。

でもそれは、表面的な考えでした。いちばん深いところでは違いました。私は、変わりたくない、ずっと今が続けばいいと思っていました。
だから、そのとおりのことが、今も現実に起こっているのだと思うのです。

☆☆☆

そしてそれ日以来、「今が永遠に続けばいい」と思うと、涙が出てきます。
「今が永遠に続けばいい」という気持ちが、ようやく心の奥でスポットライトを当ててもらって、「ようやく気づいてくれたのか」と、感激して涙を流しているようです。

本当に、この気持ち、どうしたものかと困っています。
私だって、決して「永遠に今が続けばいい」って思ってていいと思わないし、そもそも永遠に今が続くのは絶対に無理なことでもあるし。
とはいえ、「永遠に今が続けばいい」さんは心の奥で見つけてもらって機嫌よくしているので…、まあいいかと、温かい目で見守っている状態です。

で、もう一つ困ったことに、この話にはたいしたオチがなくて……なので、ここで突然終わります。
「永遠に今が続けばいい」という思いに変化があったり、新たな気づきに結びついたりしたら、また書きます。
20時もまわりましたので、今から花子の散歩に行ってきますー。
みなさんも愛犬愛猫さんも、熱中症にお気をつけて、なんとかこの酷暑を乗り切りましょう。



*大木ゆきのさん
公式ブログ「幸せって意外にカンタン♪」
著書も多数。
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